名称はダサいけどクールジャパンを応援しています

2014.12.21社長日記
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ナルト全話無料最近、毎日1話ずつ、先日連載終了したナルトをアプリで読んでいます。
全700話なので、一日一話、全話読了するのに2年近くかかります。

 

アプリ利用は無料です。鉄板のフリーミアムモデルですね。

おそらくアプリで全話読まずに単行本を購入したりkindleで読んだりする人が一定数存在するので、私のように連載終了後にナルトをはじめて読んだユーザーは早く続きを読みたくなって消費行動に移るのでしょう。

私はマンガ喫茶で読むつもりですが。
マンガ喫茶ってマンガ先進国の日本では無数にありますが、海外にはほとんどないんですよね。

 

 

 

日本のマンガ・アニメというコンテンツは80年代に「キャプテン・ハーロック」や「グレンダイザー」がフランスをはじめ海外で人気になって浸透していきました。戦略も意図もなく自然と人気になり、はじめて意図を持って人気獲得したのがポケモン。

 

ポケモン以前のガンダムや宇宙戦艦ヤマトは戦争や死が作品内に溢れており、海外の子供向け番組として放映されなかった経緯があります。

 

そうした流れのなかで日本政府が日本コンテンツの海外市場展開を支援する官民ファンド「クールジャパン機構(Cool Japan)」を設立。
開始1年、6つの投資案件を発表しています。
国の政策、戦略として広く認知されているが、その活動実態はあまり知られていないように思います。(クールジャパン戦略担当大臣 稲田朋美氏のコスプレは少し話題になったみたい。)

 

機構のWEBサイトを見ると、投資活動の基本方針は
プラットフォーム整備型事業
サプライチェーン整備型事業
地域企業等支援型事業
以上の事業を中心に、出資及びハンズオン支援をすると明確に定めています。
http://www.cj-fund.co.jp/about/cjfund.html

 

しかし、これは事業タイプの説明でわかりにくく、
一般的には「日本のアニメ・マンガ・ゲーム」「日本の伝統文化」「日本のファッション」を海外に輸出する というイメージを言葉にしたものがクールジャパンであり、機構の役割や投資案件毎の詳細は知られていない(と思う)。

 

特に、投資案件6つのうち、一般的イメージに近くわかりやすいものは Tokyo Otaku Mode(トーキョー オタク モード 以下TOM)とアニメコンソーシアムジャパンへの投資です。
アニメや漫画など、日本のポップカルチャーをFacebook等で紹介し自社ECで収益を図ります。
(FacebookページのLikeは1700万弱というアニメ・マンガ関連では世界最大級のFacebookページを持つ。)

 

TOMはこの資金を商材仕入、ロジ拠点確保、プロモーション、そしてエンジニアなどの人員補強に充てるらしく、
ベンチャー企業が3年で約15億円の投資を得るわけですからめちゃくちゃ伸びるでしょう。

 

御存知の通りクールジャパン機構の原資の多くには我々の税金がありますから、
クールジャパン機構の投資決定には様々な意見・批判がでます。
資金を得た企業だけが得をすると思っている人達からは、官民癒着だと言われますし、
金を出すだけで大したことはしないんじゃないかと言われます。
私も一部、そういう話は関係者から聞いていましたから、そりゃそうだとしか思っていませんでした。
しかし、具体的に投資案件が発表されてから調べてみると、機構の役割はなかなか良いんじゃないかと思ったのです。

 

TOMへ投資をした機構の狙いは海外市場での流通拡大と横行する海賊版被害への対策です。
TOMの売上規模拡大に伴い、エンタメ、キャラクター市場自体を活性化させ、海賊版駆逐の為の正規品流通のインフラ強化を実現したい思惑があります。

 

うまくいけば、後発で海外展開する他社がさらに世界で活躍しやすい=日本コンテンツを広げやすい環境が作られて行くものだと思われます。
JAPANブランドも確実に浸透していきます。
でも機構は金を出すだけなんだろ。という事に関してはある意味ではそうでしょう。

 

ただ、機構も堂々とそのスタンスを開示しています。
下記クールジャパン機構のWEBページには
機構は「民業補完」に徹し、民間部門のみでは事業が十分に実施できない分野に対して支援を行うことを原則とし、海外展開のための民間投資を促す「呼び水」としての役割を果たすこととします。
http://www.cj-fund.co.jp/about/cjfund.html (最下部)

 

と記載があり、民間で実施できない分野に対して支援を行うと説明しています。
事業主体は企業なので、十分に実施するために一番必要な経営資源である”カネ分野”を支援してくれます。

最後の「民間投資を促す呼び水として」という部分で
大義を説明し尽くしているような気がします。

 

 

実際、投資効果でインフラづくり、発信力が強化されればあとに続く企業がメリットを享受できるので単純に税金の無駄遣い とは言えないと思いませんか?

 

 

アニメコンソーシアムジャパンなんかは、バンダイナムコ、アニプレックス、アサツーディ・ケイの共同出資会社で、
利権の匂いがプンプンしていますが、機構が明示している成長戦略、掲げるミッションは素晴らしいので、ある程度の税金無駄遣いは目を瞑って応援したいです。
実績ができ、呼び水として民間投資が増加した暁には我々中小零細への、特に「非製造業」への投資・助成に目を向けて欲しいです。

 

あと、来年以降はマンガアプリ隆盛の機運が高まっているので、マンガボックス、COMICO、
そして海外でもコミュニケーションインフラが広がっていくであろうLINEマンガに期待しています。

 

LINEマンガCOMICOマンガボックス

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この記事の投稿者

川路 博幸

川路 博幸 代表取締役 googele+ facebook twitter

人生万事塞翁が馬。長いフリーター期間を経て2006年、(株)川路蒼藝舎を創業。客に媚びない強気姿勢に定評があります。ここ数年、サボっていたので今期は腰を据えて会社経営に取り組みます。最近ヘルニアがヤバイです。腰。

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