スマートアグリが農業を工業化する

2014.05.13海外,社長日記
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den haag
Goede dag !  川路です。

今日、宿泊しているアパートにTJを訪ねて来客がありました。
オランダ/ハーグでチューリップの貿易をしているTJの友人夫妻(奥さんは日本人)でした。日本では過ぎましたが、フランスの母の日(5月最後の日曜日)に向けてまだ大忙しだそうです。

オランダに滞在中にそんな出会いもあり、この記事が目に止まりました。

”全国から国家戦略特区が集結。ニッポンの景色はどう変わるのか。” 現代ビジネス

4月に行われた農業特区シンポジウムは大盛況だった様子。
TPPが騒がれ始めた頃から、日本の既存農業家と農業ベンチャーに強い関心を持っていました身としましては農業特区の行く末、大変興味深くフォローしています。

人口、国土面積も日本の約10分の一程度のオランダが、アメリカに次ぐ世界第2位の農業輸出国。
日本よりも狭い国土で輸出大国となったオランダから見習うべきことは何でしょうか。

 

地理的条件の違い

 

欧州隣国と地続きのオランダは陸送で数時間走れば輸出となり関税もない。
これが一番大きな条件の違いで、例えるなら名古屋から博多に運んだだけで輸出となります。

地続きだから、オランダで作ることが難しい品種もドイツ・ベルギーなど隣国から輸入し付加価値をつけて転送することも出来る。日本のような島国とは全く条件が違います。
そもそも前提が違うので、輸出高からは単純に比較できません。

 

農産品の高付加価値化

 

オランダの輸出農作物の多くは、観賞用植物、タバコ、チーズ。
そしてその輸出農作物の原材料となるタバコの葉や牛乳を他国から仕入れ(輸入)て、原材料に加工し価値を付けて輸出しているのです。

オランダのこういう合理的なところが大好きです。

農業×IT化 スマートアグリ

 

日本が農業輸出でオランダを猛追するには農業の工業化を推し進めることだと確信しています。
オランダが成功した最も特徴的なものは、スマートアグリで知られるオートメーション化でしょう。温度・湿度・光をIT技術で制御して工場化させています。
日本が見習うべきことはこれでしょう。農業の工業化が最大の活路のような気がします。

 

スマートアグリ・スマートアグリカルチャー(SmartAgri,Smart Agriculture)は、農業の技術がIT技術によって蓄積され、温度、湿度、養分その他のセンサーネットワークと連携して自動化し、省エネで再生可能エネルギーなども利用しながら、 植物工場に代表される高度に自動化された農業技術で、農業に新たな産業革命をもたらす技術です。

出典:http://smartagri.jp/

 

竹中平蔵さんも、
「経済成長について、打ち出の小槌みたいなものはない。成長戦略があるとすれば、民間部門の規制を緩和する事位しかなく、公共料金などその負担を軽減してやる事、規制緩和と法人税減税が肝だ。これを外した経済成長はない。」

こういっておられますので、ぜひ、農業への民間参入で規制緩和を実現してほしいものです。
IT化、工業化のイノベーションは民間からしか起こりません。

法人税の減税も、ぜひよろしくお願いします。

ちなみにオランダといえばチューリップが有名ですが、昔は投機対象として価値の高いもので、チューリップの大量買いがバブルを引き起こすきっかけになったようです。

 

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この記事の投稿者

川路 博幸

川路 博幸 代表取締役 googele+ facebook twitter

人生万事塞翁が馬。長いフリーター期間を経て2006年、(株)川路蒼藝舎を創業。客に媚びない強気姿勢に定評があります。ここ数年、サボっていたので今期は腰を据えて会社経営に取り組みます。最近ヘルニアがヤバイです。腰。

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