国内インポートブランド市場のプラス成長は続くのだろうか

2014.08.20マーケ,社長日記
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夜中の焼肉を終え、帰宅しドアを開けた目の前にルンバがいました。
不在時に暴走、段差越えれず力尽きたようです。
主人の帰宅を出迎えてくれたみたいでちょっと嬉しかったです。嘘です。

 

 

今朝は、別会社事業でやっているインポートビジネスの事業計画の見直しをしていました。
ヨーロッパブランドの日本市場展開をディストリビューターとして卸展開をしていますが、
見据えているのはWEBプラットフォームを活用した販売インフラ作りです。

 

情報収集をする中で、某マーケティングファームの市場サマリーを倩らと見ていました。
インポートアパレル、雑貨市場のマーケットサイズはこの20年で半分近く縮小しているのですが(ピーク時の1996年は1兆8,971億円)
その理由に挙げられているのが、団塊世代の退場や少子高齢化でマーケット人口自体が減少。
ま、そのあたりは他の市場と同様ですね。

 

国内インポートブランド市場規模推移

 

2010年頃から数年、この市場ではファストファッション(H&M,FOREVER21,TOPSHOP,ZARA,UNIQLO 等)が流行し品質のよいものを安く購入したいという方向にシフトしたことが大きな動向変化の主因だと思われます。

一方、ラグジュアリーブランド系はユーロ高に伴う商品価格の値上げを実施。若干の値上げでは利益確保が難しく、単価の高い商材展開を開始しましたが、消費者はファストファッション傾向にありますので、相反する戦略から消費者のブランド離れとなった様子。

 

2011年、東日本大震災により消費の自粛ムードが漂いはじめ、高額出費が抑制されました。
また、原発事故の影響では日本に訪問する外国人観光客が激減。
特にラグジュアリー消費額の高い中国人が減ったことはこの市場での影響は著しいものになりました。

 

各国ブランド各社からすると、日本市場はアジアの窓口として、ハブとして注力・投資してきましたが震災を契機として香港、シンガポールなどアジア諸国への資本流出が加速。
まったく良い回復材料が無いまま、2001年から続く連続マイナス成長は続くものと見られていたのです。

ここらへんまでが2010年あたりの市場動向と、2011年の市場動向予測でした。

 

で、蓋を開けてみたら2011年のインポートブランド市場は予測を覆し9,000億。2010年8,300億、前年比108%。

今まで未開発だったECやアウトレット等の販売チャネルへの展開が功を奏したもようです。
悲観的な材料しか無かったはずが、消費ベースでの市場というよりは販売チャネル側、特に各社一斉にEC展開へ踏み出したことによる復調に、市場予測の難しさが現れています。
EC展開の機運は以前からあったにも関わらず、マーケティングファーム、シンクタンクもここまで消費が伸びることは予測しきれなかったのではないでしょうか。

 

多くの市場で「人口減少と少子高齢化」による動向予測がなされている中で販路開発が市場を活性させたことに大きな意味があると思います。
市場自体は人口減少、少子高齢化の潮流に抗えませんから、実態としてのマーケットサイズ拡大とはなっていませんが、スマホとスマホアプリ(フリマアプリやBUYMA等のEC)が新たな消費導線を拓いたことは
マスを対象とした他の産業にとってもロールモデルとなるのではないでしょうか。

 

 

 

 

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この記事の投稿者

川路 博幸

川路 博幸 代表取締役 googele+ facebook twitter

人生万事塞翁が馬。長いフリーター期間を経て2006年、(株)川路蒼藝舎を創業。客に媚びない強気姿勢に定評があります。ここ数年、サボっていたので今期は腰を据えて会社経営に取り組みます。最近ヘルニアがヤバイです。腰。

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